【日刊ドローンニュース】東芝とプロドローンが国産迎撃ドローンへ技術連携、米陸軍はドローン強襲大隊を廃止|2026/8/21①

日刊ドローンニュース

☀️ おはようございます。今朝の東京は雲が多くすでに蒸し暑く、気温はすでに26〜27℃ほどまで上がっています。日中は31℃前後の真夏日となる見込みで、午後は所によりにわか雨も予想されるため、折りたたみ傘があると安心です。

今日8月21日は「献血の日」だそうです。ドローン業界では国内の実証・技術連携のニュースが目立つ一日で、東芝とプロドローンの迎撃ドローン連携や秋田県のクマ対策実証など、防衛と社会実装の両輪が動いています。

📌 今日のハイライト
本日は東芝とプロドローンが国産迎撃ドローンの技術連携を開始したニュースを筆頭に、秋田県のクマ対策ドローン実証、米陸軍のドローン強襲大隊廃止など、国内の実装と海外の軍事動向が交錯する一日となりました。

📋 【国内制度】 東芝とプロドローン、国産迎撃ドローンで技術連携を開始

東芝とプロドローンは、防衛分野における無人機システム高度化に向け、国産の迎撃ドローンに関する技術連携を開始すると発表した。プロドローンが機体設計・自律飛行制御を担い、東芝はレーダーシステムや指揮統制システムで培った知見を提供する。国産部品を基本とするサプライチェーン構築も目指すとしている。

🔗 ドローンジャーナル

🎙️ 操縦士の視点:「迎撃ドローン」という言葉が国内メーカーの提携で語られる時代になりました。講習の現場でも対ドローン技術への質問が増えており、運航者側にも「守られる技術」への理解が今後求められそうです。量産体制の実現時期に注目したいところです。

📐 【測量】 東急建設・KDDIら3社、ドローンポート活用で測量の3D点群自動化に成功

東急建設、KDDI、KDDIスマートドローンの3社は、能登半島の道路復旧工事現場でドローンポートと3D点群生成システムを連携させた実証に成功したと発表した。Starlink Businessを介して空撮データを自動転送し、後処理まで人手を介さず一気通貫で処理できる点が特徴。従来2時間かかっていた作業工数を約50%削減したという。

🔗 ドローンジャーナル

🎙️ 操縦士の視点:測量分野で二等技能証明を活かしたい方には気になる動きです。撮影自体は誰でもできても、後処理の自動化まで含めて「業務」として成立させる部分に価値が移っていることがよく分かります。撮影スキルだけでなく運用設計力も問われる方向に進みそうです。

🦌 【鳥獣害対策】 チェンジHDら4社、秋田県のクマ対策ドローン実証事業を受託

チェンジホールディングス、東光コンピュータ・サービス、エアロネクスト、NEXT DELIVERYの4社は共同企業体として、秋田県の「クマ対策ドローン実証事業」を受託したと発表した。秋田県は2025年のクマ人身被害が67件と全国最多で、既存の物流ドローン網をクマ対策へ転用することで数カ月内の実装を目指すとしている。

🔗 ドローンジャーナル

🎙️ 操縦士の視点:レベル3.5飛行の実績がそのまま鳥獣害対策に転用される好例です。新規投資を抑えて既存インフラを転用する発想は、地方での事業化を考える受講生にとっても参考になります。特定飛行の許可設計をどう使い回すかという視点は、講習でも今後扱いたいテーマです。

🎥 【空撮】 4,000機ドローンショー「SBI舞花火 in 大阪・泉南」8月22日開催

大阪・泉南で、4,000機のドローンショーとライブ花火を組み合わせた「SBI舞花火 in 大阪・泉南」が8月22日に開催される。近年国内の大型ドローンショーは3,000〜4,000機規模が相次いでおり、機体台数の大規模化と運航管理の高度化が同時に進んでいる。

🔗 ドローンジャーナル

🎙️ 操縦士の視点:4,000機規模になると、電波干渉対策や落下時のフェイルセーフ設計がより重要になります。観客席との距離や風速の管理基準がどこまで統一されているか、業界標準づくりが追いついているかは今後の課題だと感じます。安全側の余裕をどれだけ確保できるかが焦点です。

🛡️ 【軍事・防衛】 米陸軍、ドローン戦訓習得の新設大隊を段階的に縮小へ

米陸軍は、ウクライナ戦争の戦訓を取り込むために欧州で新設したUnmanned Assault Battalion(無人機強襲大隊)を段階的に縮小する方針だ。8〜9月にドイツでの大規模演習に参加した後、成果を陸軍に報告し、空挺歩兵大隊としての本来任務に回帰するという。人事の刷新に伴う組織方針の転換が背景にあるとされる。

🔗 TechRadar

🎙️ 操縦士の視点:専門部隊を作って終わりではなく、組織の中にどう定着させるかが難しい段階に来ていることがうかがえます。日本の運航体制でも、専任チームを作って終わりにせず、通常業務にどう溶け込ませるかという設計は同じ悩みとして参考になりそうです。

🛩️ 【大型・UAM】 Elroy Air、米陸軍と4,600万ドル契約 自律型カーゴ機「Chaparral」を実証へ

米新興Elroy Airは、自律・ハイブリッド電動の垂直離着陸貨物機「Chaparral」の開発に関し、米陸軍とフェーズIII SBIR契約(約4,600万ドル)を締結したと発表した。8基のリフトローターと4基の推進プロペラを備え、最大500ポンド超の貨物を最大450マイル運搬できる。重量600kg超を対象とする「グループIV」無人機に区分される大型機で、Kratos Defenseとの国内製造提携も予定している。

🔗 AIN Online

🎙️ 操縦士の視点:大型UAMの分野では、旅客より先に「無人の物資輸送」が先行して実装される流れが加速しています。有人機の型式証明が長期化する一方、無人貨物機は軍需を起点に量産体制が整いやすい構造にあり、民生転用のスピード感にも影響しそうです。

🌐 【規制・技術・市場】 米バージニア工科大、対ドローン技術の研究拠点を開設へ

米バージニア工科大学は、陸軍のFutures Command支援(約500万ドル)を受けた「対ドローン試験・研究センター」を新設し、8月28日に開所式を行うと発表した。米軍基地や民間インフラ向けの検知・無力化技術の開発・試験を担う拠点として位置づけられ、上院議員や下院議員、陸軍関係者が出席予定という。

🔗 Virginia Tech News

🎙️ 操縦士の視点:対ドローン技術は攻撃側の進化より研究拠点の整備が後追いになりがちな分野です。国内でも特定飛行の許可審査で「想定される妨害」への備えが議論に上ることがあり、研究インフラの充実は運航ルール整備の速度にも間接的に影響してくると見ています。
💬 今日の一言
個人的に印象に残ったのは、秋田県のクマ対策ドローン実証です。物流用に整備したインフラをそのまま転用するという発想は、地方での事業化のハードルを大きく下げる好例だと感じました。安全な運用体制と地域の理解の両輪がそろえば、他の自治体にも広がっていきそうです。皆さんはどう考えますか? それではまた明日。今日も1日がんばりましょう!

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本ニュースの編集/監修は一等無人航空機操縦士(基・目・昼・25)で登録講習機関講師・修了審査員のフライトデスクが行いました

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