【日刊ドローンニュース】ロシアが送電網狙う金属切断ドローン投入、Archerはロサンゼルスにバーティポート計画|2026/8/25①

日刊ドローンニュース

☀️ おはようございます。今朝は26℃前後まで上がり、朝から日差しの強い晴天です。湿度も高めで、昼にかけて再び真夏日・猛暑日クラスの暑さが戻ってくる見込みです。

今日8月25日は多くの学校で2学期が始まる時期で、夏休み気分から一気に日常モードへ切り替わる方も多いのではないでしょうか。本日は国内の制度・実証ニュースが小休止する一方、海外では防衛インフラへの攻撃手法をめぐる警戒と、都市型エアモビリティの拠点整備が同時に動いた一日でした。

📌 今日のハイライト
ロシアが送電網を狙う新型攻撃ドローンを投入したとの警告と、Archer Aviationがロサンゼルス中心部にバーティポートを計画するUAM分野の大型発表が並び、防衛と都市モビリティの両面でドローン活用の実装が進んだ一日でした。

🛡️ 【軍事・防衛】 ウクライナ、ロシアが電力鉄塔を狙う「金属切断」ドローンを運用と警告

ウクライナ防衛情報局(HUR)は、ロシア軍が送電鉄塔の破壊に特化した攻撃ドローンを運用していると明らかにした。翼内部に金属切断機能を持つ爆発物を搭載し、発電所本体を直接狙わずに送電線・配電塔を選択的に破壊する設計だという。HUR副長官は、今秋以降のエネルギーインフラへの攻撃キャンペーンの一環とみている。

🔗 The Defense Post

🎙️ 操縦士の視点:発電所ではなく送電網そのものを狙う設計思想は、対ドローン対策を『点』ではなく『線』で考える必要性を示しています。国内でも重要インフラ周辺の特定飛行申請や監視体制の在り方について、海外事例から学ぶ視点は欠かせません。

🛩️ 【大型・UAM】 Archer AviationとAEG、ロサンゼルス中心部L.A. LIVEにバーティポート計画

Archer AviationとスポーツエンタメAEGは、ロサンゼルス都心のL.A. LIVE地区に複数年にわたる独占契約でバーティポートを建設する計画を発表した。実現すれば同地区はArcherが独占運航する空飛ぶタクシー拠点となり、2028年ロサンゼルス五輪に向けた地域ネットワークの中核を担う見込み。両社は用地・空域・電力・地域影響を含む事業化調査を完了し、運用方式や乗客体験の検討に入っている。

🔗 DroneLife

🎙️ 操縦士の視点:都心の商業施設にバーティポートを組み込む発想は、日本の都市部でのeVTOL拠点整備を考えるうえでも参考になりそうです。国内では耐空証明・運航管理の制度整備が先行課題であり、一等技能証明の実務的な位置づけも今後問われてくるでしょう。

🌐 【規制・技術・市場】 米FCC、Ascento社の警備ロボ型UAS「Guard Dori」に条件付き承認

米連邦通信委員会(FCC)は、Ascento社の無人航空システム「Guard Dori USA v1」に条件付き承認(Conditional Approval)を付与し、通信機器の「注意リスト」対象から一定期間除外される他のUASに加わった。この枠組みは2026年3月に初めて導入され、対象機は年末まで有効な認可を得られる。

🔗 DroneLife

🎙️ 操縦士の視点:サプライチェーン開示や国内製造計画を条件に個別審査で例外を認める運用は、機体調達の選択肢を広げる一方で審査コストも伴います。日本でも機体認証と安全保障上の懸念をどう両立させるかは、今後避けて通れない論点になりそうです。

🌐 【規制・技術・市場】 WRAP、レーザー式対ドローン技術をWrapShieldに追加し国防・国土安全保障市場へ拡大

米Wrap Technologiesは、ファイバーレーザー方式の対ドローン技術をWrapShieldプラットフォームに統合し、米国防総省・国土安全保障省・戦術的法執行機関市場への展開を拡大すると発表した。可搬型(約3kW)、車載型(約6kW)、拠点固定型(約9〜12kW)の3構成を用意し、必要最小限の対応で無力化する運用方針を掲げる。

🔗 GlobeNewswire

🎙️ 操縦士の視点:移動式拠点や国境地帯など『脅威の方が先に動く』現場向けの対ドローン技術という発想は、日本の重要イベント警備やインフラ警備でも将来的に議論されるテーマです。最小限の対応を掲げる思想は、運航者側の理解としても押さえておきたいところです。

🌾 【農業】 墜落した自作機からジャマイカ最大手へ、SkyCrop Solutionsの農業ドローン散布事業

ジャマイカのSkyCrop Solutionsは、2018〜2019年にGPS非搭載の自作FPV機で1エーカーの散布に挑み墜落した経験から出発し、現在は30〜60リットルスプレーヤーや200kg搬送機まで揃える同国最大の農業ドローン散布・製造企業に成長した。周辺の約50社が自社機を保有するほか、数百社にサービスを提供し、カリブ4地域への展開も進めている。

🔗 Commercial UAV News

🎙️ 操縦士の視点:機体の性能そのものより、現場でのオペレーション体制やサービス提供網が事業の生命線になっている好例です。国内でも第二種機体認証を受けた農業用機体の供給が追いついていない現状があり、制度と機体のギャップは共通の課題として捉えられます。
💬 今日の一言
個人的に気になったのは、送電鉄塔だけを狙う金属切断ドローンの存在です。発電所を直接叩くよりも復旧が長引きやすく、社会的な影響がじわじわ広がる攻撃手法だという点に、インフラ防御の難しさを感じました。皆さんはどう考えますか? それではまた明日。今日も1日がんばりましょう!

海外の防衛・都市モビリティ分野の動きは、資格面では一等の守備範囲と重なる部分が多くあります。▶ 関連: 一等無人航空機操縦士でできること

資格取得のハードル感をつかみたい方はこちらもどうぞ。▶ 関連: 無人航空機操縦士の難易度

教則第5版の改正点を無料で確認したい方はこちらから。▶ 関連: 教則第5版 改正点チェック20問(無料)

🎧 音声でも聴けます → 日刊ドローンニュース ポッドキャスト(毎朝約5分)

🎓 二等学科試験の対策をお探しの方へ

登録講習機関の講師が、教則第5版に準拠して作成した全問解説つきの学科対策です。まずは無料の20問で、CBT形式に慣れるところから始められます。

▶ まずは無料20問に挑戦演習250問+模試50問5セット(解説付き)


本ニュースの編集/監修は一等無人航空機操縦士(基・目・昼・25)で登録講習機関講師・修了審査員のフライトデスクが行いました

各ニュースの詳細は出典先をご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました