二等無人航空機操縦士 学科試験 完全攻略【2026年6月版】
ドローンの国家資格、その第一歩が「二等無人航空機操縦士」です。
その入口になるのが学科試験です。
ここを突破できれば、実地試験と身体検査へ進めます。
この記事では、二等学科試験の出題範囲をまるごと解説します。
制度・システム・運航体制・リスク管理の4科目すべてをカバーしました。
さらに今回は、各章ごとに「覚えるべきポイント」を一覧でまとめています。
2026年6月時点の最新ルール(教則第4版)に準拠しています。
最後まで読めば、何を・どの順で勉強すればいいかが見えてきます。
※この記事は出題範囲と要点の解説です。試験本番の問題そのものは掲載していません。
まず結論:二等学科試験の基本データ
迷ったらここだけ覚えてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形式 | 三肢択一式(3つから1つ選ぶ) |
| 問題数 | 50問 |
| 試験時間 | 30分 |
| 合格基準 | 正答率80%程度 |
| 受験方式 | CBT(全国の会場でPC受験) |
| 受験手数料 | 8,800円(非課税) |
| 合格の有効期間 | 2年間 |
| 準拠する教則 | 飛行の安全に関する教則 第4版 |
50問を30分。
1問あたり40秒弱のペースです。
考え込む時間はほとんどありません。
知識が「反射」で出てくる状態まで仕上げるのが理想です。
二等の合格ラインは「80%」
ここが最初のポイントです。
二等の合格基準は80%程度です。
50問なら、ざっくり40問前後の正解が必要になります。
落とせるのは10問ほど。
一等の90%(落とせるのは7問)より、少しだけ余裕があります。
とはいえ「なんとなく」では届きません。
逆に言えば、範囲は決まっているので、やれば届きます。
満点を狙う必要はなく、確実に取れる問題を取りこぼさない意識が大切です。
一等との違いは「上乗せがない」こと
一等と二等は、試験の土台が共通です。
機体の種類や限定の内容に関係なく、学科は1種類にまとまっています。
二等は、この共通の土台が出題範囲です。
一等にある上乗せ範囲(カテゴリーⅢのリスク評価や計算問題)は、二等には出ません。
つまり、二等は「基礎をどれだけ正確に固められるか」の勝負です。
問題数も一等の70問に対し、二等は50問。
時間も75分から30分に短くなります。
短時間で正確に判断する力が問われます。
【要注意・イレギュラー】一等学科の合格で二等が取れるケース
ここは知っている人が少ない、裏ワザ的なポイントです。
通常、二等の技能証明書を取るには、次の組み合わせが必要です。
- 二等の学科試験合格
- 二等の実地試験合格(または登録講習機関の修了審査)
ところが、これとは別に、次の組み合わせでも二等の技能証明書を発行できます。
- 一等の学科試験の合格証明
- 二等の実地試験修了証(登録講習機関の修了証明)
つまり、学科は一等で受かっておけば、実地は二等の修了で二等の免許が取れる、ということです。
一等の学科試験は二等の範囲をすべて含んでいるので、二等の学科要件を満たすものとして使える、というイメージです。
なぜ、こんな取り方をするのか
ここが一番のポイントです。
ふつうは「最初から二等を狙うなら二等学科を受ければいい」話なので、わざわざ一等学科で二等を取る理由が分かりにくいかもしれません。
これが活きるのは、一等を目指していたけれど、途中で二等に切り替えるケースです。
たとえば、こんな流れです。
最初は一等を取るつもりで、難しい一等学科に挑戦して合格した。
ところが実地の練習を進めるうちに、一等の高い技量基準に技量が追いつかない。
そこで「いったん二等で技能証明を取っておこう」と方針を変える。
このとき、せっかく受かった一等学科の合格を捨てずに済むのが、この組み合わせです。
学科はそのまま活かして、実地だけ二等の修了に切り替えれば、二等の免許が取れます。
一等学科は2年間有効なので、その間に二等で取得しておき、技量が上がってから改めて一等の実地に挑む、という進め方もできます。
✅ ここがポイント
– 「一等学科の合格証明」+「二等の実地修了証」で、二等技能証明書の交付が可能
– 一等まで学科を取っておけば、実地は二等で免許化できる
– これは無人航空機ヘルプデスクに確認した内容(確認時点:2026年6月)
ただし、制度や運用は変わることがあります。
実際に進める前に、実地講習を受ける登録講習機関、または一発試験で受ける指定試験機関(日本海事協会 ClassNK)に、必ず事前確認をしてください。
「一等学科の合格証明と、二等の実地修了証の組み合わせで、二等の技能証明書を申請できますか?」とピンポイントで聞くのが確実です。
申込みから受験までの流れ
学科試験はいきなり予約できません。
先に2つの準備が必要です。
①技能証明申請者番号を取る
国土交通省の「DIPS2.0」で取得します。
②試験申込システムのアカウントを作る
指定試験機関のシステム(manaable)で登録します。
この2つがそろって、はじめて学科試験を予約できます。
番号もアカウントも、一人ひとつ。
一度取れば繰り返し使えます。
受験はCBT方式で、全国のテストセンターのPCで受けます。
出題は4科目。全体像をつかむ
学科試験は次の4科目で構成されます。
- 無人航空機に関する規則
- 無人航空機のシステム
- 無人航空機の操縦者及び運航体制
- 運航上のリスク管理
「規則」「機体」「人」「運航」の4つと覚えると整理しやすいです。
ここからは科目ごとに、要点と「覚えるべきポイント」を掘り下げます。
科目1:無人航空機に関する規則
学科試験の土台であり、最大の得点源です。
法律の数字と区分を正確に覚えるのがカギになります。
ここは暗記でそのまま点になるので、最優先で固めましょう。
無人航空機の定義と登録制度
まず「無人航空機」の定義を押さえます。
機体本体・バッテリー等を含めて100g以上、構造上人が乗れず、遠隔操作または自動操縦で飛ぶものが対象です。
100g未満は「模型航空機」の扱いになります。
そして100g以上の機体は、登録が義務です(2022年6月20日から)。
登録記号を機体に表示し、リモートIDの搭載も必要です。
✅ 覚えるべきポイント
– 無人航空機=100g以上/模型航空機=100g未満
– 「人が乗れない」「遠隔操作または自動操縦」も定義の要素
– 登録は100g以上で義務、登録記号の表示が必要
– リモートID搭載は「努力義務」ではなく「義務」
飛行の許可が必要な空域
「許可が必要な空域」は、地図上の場所で決まります。
代表は次の4つです。
- 空港等の周辺(進入表面等の上空)
- 緊急用務空域
- 150m以上の上空
- 人口集中地区(DID)の上空
これらを飛ぶには、国土交通大臣の許可が必要です。
✅ 覚えるべきポイント
– 空域は「空港」「緊急用務」「150m以上」「DID」の4つで覚える
– 緊急用務空域は、災害時などに後から指定される(最優先で飛行不可)
– 150mは「対地高度」が基準
– DIDは国勢調査で決まる人口密集エリア
承認が必要な飛行の方法
「承認が必要な飛行方法」は、飛ばし方で決まります。
- 夜間飛行
- 目視外飛行
- 人や物件から30m未満の飛行
- 催し物(イベント)上空の飛行
- 危険物の輸送
- 物件の投下
これらは国土交通大臣の承認が必要です。
空域(許可)と方法(承認)を混ぜると失点します。
「場所=許可」「飛ばし方=承認」とセットで区別してください。
✅ 覚えるべきポイント
– 方法は「夜間・目視外・30m未満・催し物・危険物・物件投下」の6つ
– 30mは「第三者や第三者の物件」との距離
– 農薬散布は「危険物の輸送+物件の投下」に該当しやすい
– 「許可(空域)」と「承認(方法)」を絶対に混同しない
カテゴリー区分
飛行リスクで3つに分かれます。
- カテゴリーⅠ:規制対象外(特定飛行に当たらない)の飛行
- カテゴリーⅡ:立入管理措置を講じる特定飛行
- カテゴリーⅢ:立入管理措置を講じない特定飛行(第三者の上空)
二等が主に活きるのはカテゴリーⅡです。
カテゴリーⅢは一等資格+第一種機体認証が前提で、二等では行えません。
✅ 覚えるべきポイント
– Ⅰ=規制対象外/Ⅱ=立入管理あり/Ⅲ=立入管理なし(第三者上空)
– 二等+第二種でカテゴリーⅡの一部が許可・承認不要にできる
– カテゴリーⅢは「一等+第一種」が必須、二等は不可
– 「立入管理措置」とは、第三者が入らないよう区画・周知すること
機体認証と技能証明
機体の安全性を国が確認するのが「機体認証」です。
- 第一種:カテゴリーⅢ向け(より厳しい検査)
- 第二種:カテゴリーⅡ向け
操縦者の資格が「技能証明(一等・二等)」です。
二等には3つの限定が付くことがあります。
- 昼間限定(夜間を飛ぶには限定解除)
- 目視内限定(目視外を飛ぶには限定解除)
- 最大離陸重量25kg未満限定(25kg以上は限定解除)
✅ 覚えるべきポイント
– 機体認証:第一種=カテゴリーⅢ、第二種=カテゴリーⅡ
– 型式認証は「量産機をまとめて認証」する仕組み
– 二等の限定は「昼間」「目視内」「25kg未満」の3つ
– 限定を外すには、追加の実地試験(限定変更)が必要
航空法以外の法令
航空法だけでは終わりません。
- 小型無人機等飛行禁止法(重要施設の周辺)
- 電波法(技適マーク、無線局免許)
- 道路交通法・民法・個人情報保護法 など
小型無人機等飛行禁止法では、国の重要施設・原子力事業所・外国公館などの周辺おおむね300mが対象です。
電波法では、技適マークのない機体を使うのは違法になります。
✅ 覚えるべきポイント
– 小型無人機等飛行禁止法:重要施設の周辺おおむね300mが飛行禁止
– 2.4GHz帯:技適があれば無線局免許は不要(一般的なホビー機)
– 5.7GHz帯:業務用。陸上移動局などの無線局免許が必要
– 5.8GHz帯(アマチュア無線):業務・営利目的では使用不可
– 私有地上空・撮影は、民法・個人情報・肖像権にも配慮
科目2:無人航空機のシステム
機体そのものの知識です。
物理・電気・通信の基礎が問われます。
仕組みを「言葉」で理解しておくと、応用問題に強くなります。
飛行原理と揚力
マルチローターは4つの力でバランスを取ります。
揚力・重力・推力・抗力の関係を押さえます。
隣り合うローターは逆回転し、対角のローターは同じ回転です。
これでトルク(反作用)を打ち消し、機体が回らないようにしています。
ローターの回転数差で、上昇・下降・前後左右を制御します。
✅ 覚えるべきポイント
– 機体に働く4つの力:揚力・重力・推力・抗力
– 隣接ローターは逆回転、対角は同回転(トルク相殺)
– 上昇は全ローター増速、前進は後ろ側を増速して機首を下げる
– 固定翼は主翼で揚力、ヘリはメインローターで揚力を得る
機体の構成要素とセンサー
中心になるのがフライトコントロールシステム(FC)です。
各種センサーの情報を統合して、機体姿勢を安定させます。
- IMU(加速度センサー+角速度センサー):姿勢
- 気圧センサー:高度
- 地磁気センサー(コンパス):方位
- GNSS:位置
✅ 覚えるべきポイント
– IMU=加速度+ジャイロ(角速度)で姿勢を検知
– 高度は「気圧センサー」、方位は「地磁気センサー」
– 位置は「GNSS」。GPSはGNSSの一種
– GNSSにはGPS・GLONASS・Galileo・QZSS(みちびき)等がある
電波・磁気・GNSSの弱点
電波・磁気・GNSSは頻出の3点セットです。
GNSSはビル街やマルチパス(反射)で精度が落ちます。
地磁気センサーは鉄塔・高圧線・鉄筋の近くで乱れます。
これがコンパスエラーの主な原因です。
✅ 覚えるべきポイント
– GNSSは高層ビル街・橋の下・屋内で精度低下(マルチパス)
– 地磁気は鉄・電線・スピーカー磁石の近くで乱れる
– コンパス異常時は、勝手に流される・回るなどの挙動が出る
– 電波は障害物・他の電波(混信)で途切れることがある
バッテリーの管理
リチウムポリマー(LiPo)が主流です。
過充電・過放電・低温・物理的衝撃に弱い性質があります。
膨らんだバッテリーは使用しない。
保管は満充電でも空でもなく、適正電圧で。
低温では電圧が下がり、飛行時間も短くなります。
✅ 覚えるべきポイント
– LiPoは「過充電・過放電・低温・衝撃・発熱」に弱い
– 膨張(スウェリング)したセルは使用・充電しない
– 保管は満充電や空ではなく、保管電圧(ストレージ)で
– 低温はバッテリー性能が落ちるので、冬は特に余裕を持つ
– 発火時は水でなく、不燃性の場所へ隔離するのが基本
整備・点検・保管・交換・廃棄
電動機とエンジン機で点検内容が異なります。
日常点検と定期的な点検の区別も問われます。
「飛行前点検は毎回」が基本の考え方です。
✅ 覚えるべきポイント
– 飛行前点検は毎フライト前に必ず実施
– 日常点検(こまめ)と定期点検(一定期間ごと)を区別
– プロペラの傷・緩み、機体のガタは事故に直結
– メーカー指定の交換時期・手順に従う
科目3:無人航空機の操縦者及び運航体制
「人」に関する科目です。
知識だけでなく、判断や態度も問われます。
「安全側に倒す」考え方を選ぶ問題が多いのが特徴です。
操縦者の義務と飛行日誌
飛行前の確認、周囲の安全確認、記録の作成が基本です。
飛行日誌は3点セットで覚えます。
- 飛行記録
- 日常点検記録
- 点検整備記録
技能証明保有者には、この記録がより重く関わります。
✅ 覚えるべきポイント
– 飛行日誌=「飛行記録・日常点検記録・点検整備記録」の3点
– 飛行前に、気象・空域・機体・周囲の安全を確認
– 事故や重大インシデントは国へ報告する義務がある
– 飛行中は常に機体を監視し、第三者の安全を最優先
アルコールと薬物
ここは落とせない論点です。
飛行前後を問わず、アルコールの影響下での操縦は禁止。
「少量なら大丈夫」という選択肢は誤りです。
体内にアルコールを保有する状態での飛行は不可、と覚えます。
市販の風邪薬・花粉症薬などにも、眠気を起こす成分があります。
✅ 覚えるべきポイント
– アルコールは「量に関係なく」体内保有状態で飛行不可
– 「基準値以下ならOK」という選択肢は誤り
– 市販薬・処方薬でも、判断力を下げるものは飛行前に避ける
– 「飲んだら飛ばさない」が唯一の正解
操縦者のパフォーマンス低下
疲労・ストレス・病気・加齢などが判断力を下げます。
「自分は大丈夫」という過信が事故の入口です。
体調が悪いときは飛ばさない判断が求められます。
✅ 覚えるべきポイント
– 疲労・睡眠不足・ストレス・体調不良は判断力を下げる
– 「自分は大丈夫」という自己評価は当てにならない
– 迷ったら飛ばさない(中止できるのも技術のうち)
CRM(クルー・リソース・マネジメント)
複数人で運航するときの考え方です。
操縦者と補助者の役割分担、情報共有、声かけが軸になります。
補助者の必要性・役割・配置はよく問われます。
目視外飛行では補助者の重要性がさらに増します。
✅ 覚えるべきポイント
– CRM=チームで安全を守る考え方(操縦者+補助者)
– 補助者は周囲の監視・第三者への声かけ・連絡を担う
– 役割分担と連絡手段(無線・声)を事前に決めておく
– 目視外飛行では補助者の配置がより重要になる
科目4:運航上のリスク管理
二等でも差がつきやすい科目です。
ここを固めれば80%が見えてきます。
「事前にどれだけ備えたか」を問う問題が中心です。
リスク評価の基礎
ハザード(危険の芽)とリスク(被害の大きさ×頻度)を区別します。
飛行計画では、経路設定・代替着陸地点・緊急時手順を事前に決めます。
✅ 覚えるべきポイント
– ハザード=危険の原因、リスク=被害の大きさ×起こりやすさ
– 飛行計画に「経路・代替着陸地点・緊急時手順」を必ず入れる
– リスクは「下げる」だけでなく「飛ばさない」で避けることもできる
– 飛行前のリスクアセスメントが事故防止の土台
気象の知識
ドローン運航と天気は切り離せません。
- 風:突風・ビル風・地形による乱れ
- 雨・雪:機体浸水とセンサー不良
- 気温:低温でのバッテリー性能低下
- 視程:目視飛行の前提が崩れる
- 雷:絶対に飛ばさない
気象情報の入手先と、飛行可否の判断基準を押さえます。
「迷ったら飛ばさない」が安全側の判断です。
✅ 覚えるべきポイント
– 風は「機体の最大風速(運用限界)」を超えたら飛ばさない
– ビル風・地形による乱気流・吹き下ろしに注意
– 雨・雪は浸水・センサー異常の原因(防水でも油断しない)
– 雷・雷雲が近いときは中止が絶対
– 低温はバッテリー性能を下げる→飛行時間に余裕を
機体・飛行方法ごとのリスク
機体種類(飛行機・ヘリ・マルチ)でリスクが変わります。
飛行方法(夜間・目視外)でも注意点が変わります。
夜間は視認性の低下、目視外は機体ロストのリスクが上がります。
✅ 覚えるべきポイント
– 機体が大きく重いほど、墜落時の被害は大きくなる
– 夜間は機体の向き・距離がわかりにくい→灯火が重要
– 目視外はロスト・通信途絶のリスクが上がる→補助者が要
– 飛行方法ごとに、必要な装備・体制が変わる
緊急時の対応
機体の異常、通信途絶、バッテリー低下にどう備えるか。
安全に着陸・帰還させる判断手順を押さえます。
フェールセーフ(自動帰還・その場ホバリング等)の働きも理解しておきましょう。
✅ 覚えるべきポイント
– GNSSをロストすると、自動制御が弱まり流されやすくなる
– 通信途絶時はフェールセーフ(自動帰還/ホバリング/着陸)が作動
– フェールセーフの設定は飛行前に確認しておく
– バッテリー低下は早めに帰還判断(粘らない)
– 事故・重大インシデントが起きたら、必要な報告を行う
二等に計算問題は出ない
ここは安心してよいポイントです。
旋回半径やフレネルゾーンといった計算問題は、一等だけの上乗せ範囲です。
二等の学科試験には出ません。
そのぶん、二等は法令の数字・区分・安全管理の「文章問題」が中心になります。
公式の暗記よりも、ルールと考え方を正確に覚えることに時間を使いましょう。
ただし、飛行原理や気象の「考え方」(速いほど止まりにくい、低温で性能が落ちる等)は問われます。
数式は不要でも、物理のイメージは持っておくと有利です。
合格のための勉強ステップ
範囲は広いですが、やることは決まっています。
おすすめの順番はこの3ステップです。
ステップ1:教則を1周読む
国土交通省の「飛行の安全に関する教則 第4版」が出題の元です。
まず全体像を通読して、地図を頭に入れます。
ステップ2:科目1と科目4を厚く固める
法令の数字(科目1)とリスク管理(科目4)は配点も論点も多めです。
各章末の「覚えるべきポイント」を、まずここから回します。
ステップ3:問題演習で抜けを埋める
三肢択一に慣れ、間違えた論点を教則で確認。
この往復で精度が上がります。
80%が目標なので、「2周目で間違えた問題」を減らす意識が効きます。
間違えやすいポイント集
つまずきやすい所を先回りでまとめます。
「許可が必要な空域」と「承認が必要な飛行方法」を混同しない。
「100g以上=無人航空機」「100g未満=模型航空機」の線引き。
カテゴリーⅠ・Ⅱ・Ⅲの違いと、二等で飛べるのはどこまでか。
アルコールは量に関係なく禁止。
地磁気センサーは鉄・電線の近くで乱れる。
飛行日誌の3点(飛行記録・日常点検・点検整備)の記載義務。
リモートIDは「努力義務」ではなく「義務」。
このあたりは数字や区分の引っかけが多い領域です。
試験当日とCBTの注意点
学科試験はCBT方式で、全国の試験会場でPCを使って受験します。
試験会場は「PROMETRIC」のサイトから予約します。
会場によって空き状況が異なるので、早めに押さえるのが安心です。
当日は写真付き身分証明書が必要です。
受験票は不要で、会場でIDを見せれば入室できます。
試験はPC画面に問題が表示され、マウスで選択して回答します。
終了後すぐに合否が表示されます。
✅ 覚えるべきポイント
– 受験は「PROMETRIC」から予約
– 当日は写真付き身分証明書が必要
– 試験終了後すぐに合否確認できる
– 不合格でも3日後から再受験可能
– 合格後は2年以内に実地試験か講習の修了審査に進む
合格後の流れ
学科試験に合格したら、次は実地試験か登録講習機関の修了審査です。
実地試験は指定試験機関(ClassNK)が実施しています。
登録講習機関での実地講習を受ければ、修了審査のみで実地試験が免除されます。
実地と身体検査(身体状況の申告)が揃えば、EAMS(無人航空機操縦士申請システム)から技能証明書を申請できます。
申請手数料は3,000円です(EAMS経由の場合)。
✅ 覚えるべきポイント
– 学科合格→実地(試験 or 講習修了)→身体申告→EAMS申請の順
– 技能証明書の申請はEAMSから
– 学科の合格有効期限は2年
– 2年以内に実地と身体検査を済ませること
まとめ
二等無人航空機操縦士の学科試験は、範囲は広いですが、出る論点は決まっています。
法令の数字・区分を正確に覚え、リスク管理の考え方を理解すれば、80%は十分届きます。
計算問題がない分、一等よりシンプルに対策できます。
教則第4版を軸に、この記事の「覚えるべきポイント」を繰り返し確認してください。
あとは問題演習で精度を上げて、自信を持って本番に臨みましょう。
参考(公式情報)
制度の詳細や最新情報は、必ず公式サイトで確認してください。
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※この記事の内容は2026年6月時点の情報に基づいています。制度改正により変更される場合があります。受験前に必ず最新の公式情報をご確認ください。



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